開催報告

【開催報告】第5回同行援護アカデミー(2026年9月)

視覚障害者の男性とその両隣の晴眼の男性2人が笑顔で歩道を歩いている画像。
jimukyoku

2026年9月29日、第5回 同行援護アカデミーを開催しました。
今回は、多くの事業所さまが直面している「カスタマーハラスメント(カスハラ)対策」をテーマに据え、全国各地から多数の事業所さまにご参加いただきました。当日は、各事業所の取組事例や実際の相談対応に関する具体的かつ実践的な意見交換が交わされました。

当日の概要 

日時:2026年9月29日(火)
参加方法:対面(株式会社mitsukiオフィス)+Zoom
参加者:11事業所(東京、神奈川、埼玉、兵庫、大阪、岐阜、福岡)

内容

■ 本アカデミーにおける3つの要点

  • 事業所におけるカスタマーハラスメント対策の方針明確化と規定・マニュアル整備
  • 現場で働くヘルパーを守るための実効性ある相談窓口の設置とプライバシー配慮
  • 障害特性や合理的配慮を踏まえた「正当な要望」と「ハラスメント」の適切な線引き

■ 主な議論内容と現場の課題

  1. 方針の明確化と規程・マニュアルの整備
    各事業所におけるカスハラ防止方針の明確化や、就業規則・防止規程の改定プロセスについて情報共有が行われました。事業所を守るためのルールづくりだけでなく、チェックリストやポスターの活用、スタッフ向け研修の開催など、車内へしっかり周知・定着させるための具体的なアプローチが紹介されました。
  2. 相談窓口の設置とヘルパーの保護体制
    ハラスメントを受けたヘルパーが安心して相談できる環境づくりについて話し合われました。単に管理者へ報告させる仕組みにとどまらず、心理的なハードルを下げて相談しやすくする工夫や、外部窓口の活用、複数名での対応体制など、従業員を最優先で守るためのアプローチが議論されました。
  3. 障害特性の理解と適切な「線引き」の判断基準
    同行援護特有の課題として、ご利用者の障害特性やコミュニケーションの背景、合理的配慮に基づく正当な要望と、ハラスメントにあたる言動との境界線をどう見極めるかが大きなテーマとなりました。判断の軸となる考え方を共有しつつ、自治体や関係機関との情報連携を図る重要性が再認識されました。

■ 印象的だったポイント
今回の同行援護アカデミーでは、単に制度や規程を整えるにとどまらず、「いかに現場で働くヘルパーの安全と尊厳を守り、安心して働き続けられる環境をつくるか」という共通の思いが強く印象に残りました。
ご利用者様への丁寧な説明や配慮と、ハラスメントに対する適切な毅然とした対応とのバランスについて、全国の事業所さまが直面する悩みをオープンに語り合い、互いの知恵を出し合える大変有意義な機会となりました。
ご参加いただいた皆さまに心より感謝申し上げます。

今後も、奇数月にアカデミーを開催していきます。本アカデミーは、会員事業所限定の企画となります。
年会費は無料です。まだご登録がお済みでない事業所さまは、この機会にぜひ会員登録をご検討ください。

※次回の第6回アカデミーは2026年11月の開催を予定しております。詳細が決まり次第、会員の皆さまへメールマガジンおよび公式サイトにてご案内いたします。
皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

お問い合わせ

一般社団法人 全国同行援護事業所ネットワーク

メール:info@dokoengo.jp

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