開催報告

【開催報告】第4回同行援護アカデミー(2026年7月)

見晴らしのいい道路を、白杖を持つ単独歩行の女性とその両脇に笑顔の女性が3人で歩いている画像。
jimukyoku

2026年7月28日、第4回 同行援護アカデミーを開催しました。
今回は前回に引き続き、社会保険労務士の寺田氏をお迎えし、「福祉事業における適切な労務管理と運用実務」をテーマに、全国の事業所の皆さまとともに学びました。

当日の概要 

日時:2026年7月28日(火)
参加方法:対面(株式会社mitsukiオフィス)+Zoom
参加者:11事業所(東京、神奈川、埼玉、兵庫、大阪、岐阜、福岡)

内容

当日は全国各地の事業所さまにご参加いただき、事前の質問をもとに現場における労務管理の課題について共有が行われました。

  1. 変形労働時間制の適切な運用と管理ポイント
    ガイドヘルパーの変則的な勤務体制に対応する「変形労働時間制」の運用について整理が行われました。寺田先生からは、「変形労働時間制を正しく機能させるためには、就業規則の整備だけでなく、事前に対象期間のシフト(勤務計画)を確定させておくプロセスが不可欠である」との解説があり、適切な労働時間管理と事前計画の重要性が改めて確認されました。
  2. 病院同行(点滴・リハビリ等)における算定除外時間の取り扱い
    自治体の運用により「診察中や点滴中が報酬の算定対象外」となる場合の、ヘルパーの待機時間や給与管理のあり方について意見が交わされました。サービス提供時間外であっても拘束時間となり得る際の整理方法や、自治体・関連機関への働きかけ事例、業務の工夫など、現場の運用に即した対応法が共有されました。
  3. 社会保険の適用拡大と休日対応体制の構築
    今後予定されている社会保険の適用拡大(企業規模に応じた段階的な制度変更)のスケジュールを把握し、事前の準備を進める重要性が示されました。あわせて、休日の緊急連絡(当日キャンセルや体調不良等)に対応する際の手当設定や外部ツールの活用など、管理者の負担軽減と持続可能な運営体制づくりについて議論が行われました。

今回の同行援護アカデミーでは、各事業所が「福祉サービスの制度上の枠組み」と「労働関連法規」の双方を正しく理解し、現場の運用に落とし込むことの難しさと重要性を再認識する機会となりました。

制度理解と適切な労務管理を両立させるための具体的な工夫や他事業所の事例を学び合える、当ネットワークならではの意義深い時間となりました。ご登壇いただいた寺田先生、そしてご参加いただいた皆さまに心より感謝申し上げます。

今後も、奇数月にアカデミーを開催していきます。本アカデミーは、会員事業所限定の企画となります。
年会費は無料です。まだご登録がお済みでない事業所さまは、この機会にぜひ会員登録をご検討ください。

※次回の第4回アカデミーは2026年9月の開催を予定しております。詳細が決まり次第、会員の皆さまへメールマガジンおよび公式サイトにてご案内いたします。

お問い合わせ

一般社団法人 全国同行援護事業所ネットワーク

メール:info@dokoengo.jp

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